吊下型遠心分離機
遠心分離
原理
スラリー供給~ケーキ洗浄~脱液(振切)~結晶排出の各工程において、バスケット回転数や供給量、洗浄時間等をスラリー性状に合わせて設定し、全自動で各工程(1サイクル)を運転できるバッチ式遠心分離機です。
スクリーンが設置された、脱液孔を有する縦型バスケットを高速で回転させる事で固液分離します。
軸受ユニット自体が防振ゴムを介して揺動でき、駆動モータを分離機上部に配置できるため、大容量処理が可能です。
特長
大容量バスケットを搭載可能
大容量バスケットを搭載でき、1000G以上の遠心力を有します。
1サイクル時間が短い
大容量モータを搭載でき、1サイクル時間を短くできます。
供給液や洗浄水の漏れを防止
ケーキ排出部を塞ぐバスケットバルブにより、供給液や洗浄水のケーキ側への漏れが防止できます。
結晶破砕を防ぐ
低回転時にスクレーパで結晶を掻取する為、結晶破砕が防止できます。
省エネ化
1サイクル中、脱液(振切)回転数から掻取回転数に減速する際は分離機で発生した電力を供給電源側に回生します。また、高効率(永久磁石)モータを搭載し省エネ化を実現しました。
適用例
精製糖製造設備、原糖製造設備、甜菜糖製造設備
含水ブドウ糖、無水ブドウ糖、局方ブドウ糖、果糖、糖アルコール(キシリトール、マンニトール)製造設備