人材戦略
基本的な考え方
当社グループは、グループ全体でパーパス「環境技術で世界に貢献し未来を創る」を実践していきます。
また、「魅力的で働きがいのある職場環境整備」をマテリアリティとして以下の重点施策を実施します。
ダイバーシティ&インクルージョンを推進するとともに、社員一人ひとりの価値を最大化し、その価値を組織として最大限活かし、長期ビジョン(2030年)「豊かな生活・文化の創造に貢献し、快適でサステナブルな社会を実現する」ために必要な人材を育成していきます。

必要な人物像
高度な専門性を活用して、組織や顧客のニーズを満たし、高い成果を達成するために、自ら考え、主体的に行動・挑戦する人材を必要な人材像として定義しています。
人材育成方針
2023年、新たに人材育成方針を策定しました。
人材の育成、成長こそが「豊かな生活・文化の創造に貢献し、快適でサステナブルな社会を実現する」長期ビジョンの実現につながると考えています。
多様な人材が個性を発揮して活躍できる機会を提供し、自ら学び成長するための制度を充実させ、積極的に挑戦し成果を出した社員を評価し登用していきます。
階層別研修制度
当社グループでは、社員のレベルに応じた階層別研修や資格取得など自己研鑽を支援する通信教育制度など、様々な研修制度を設けています。
2023年度の従業員1人当たりの研修時間は6.3時間、研修費用は62,000円でした。
今後も、対面形式とウェブ形式 を併用した研修により、人材育成を図っていきます。

従業員エンゲージメント向上
2023年度には、従業員エンゲージメントサーベイを行いました。
結果を分析し抽出した課題への対応として、福利厚生の充実、労働時間の短縮等、就業規則の改定、社員教育プログラムの見直し、社長ブログや経営陣とのタウンホールミーティングなどを実施しています。
今後もエンゲージメントサーベイを継続し、サステナビリティ委員会活動の中で対応を検討し施策を展開していきます。
※従業員=非正規社員を含める
技術の伝承
当社グループでは、固有技術を伝承し中堅若手技術者を育成するために「マイスター制度」を導入しています。
特定の技術に関して深い知見を有するベテランエンジニアの技術を次世代へと継承し技術者のレベル向上を図っています。
R&Dセンターにおいては、若手社員向け「基礎技術講座」や「管理部門向け技術入門講座」などを開講し、グループ共通技術の習得も進めています。
ダイバーシティ推進の取り組み
当社グループでは、事業特性上、女性社員が少ない状況がこれまで続いており、採用段階において女性が応募しやすい環境整備を進めるとともに、27.3期までに主要子会社の女性管理職比率を6%以上、当社の取締役会の女性比率を15%以上とするKPIを設定しています。
また、外国籍社員の採用も進め、本社でのダイバーシティに関する研修機会を提供するなど、人材教育にも力を入れています。

健康経営への取り組み
当社グループでは、従業員のウェルビーイングを高め、いきいきと活動できる状態をつくる安全・安心・快適な職場づくりを推進しています。
昼食休憩時間の拡充による実労働時間の短縮を実現。会社補助による昼食会を開催し、健康的かつバラエティーに富んだ食事を提供するとともに、社員間のコミュニケーションの活性化にも取り組んでいます。
また、健康マネジメントとして、年1回の健康診断、ストレスチェックの結果をもとにした産業医の心と体の健康カウンセリング実施など、社員の健康増進支援を継続しています。