コンプライアンス
基本的な考え方
当社グループの役職員がとるべき行動指針を「月島ホールディングスグループ企業行動指針—私たちの5つの約束」として掲げ、その具体的な行動を「月島ホールディングスグループ企業行動基準」として定めています。
企業行動基準については、各種社内規程(「個人情報保護基本規程」、「営業秘密等管理規程」、「独占禁止法遵守プログラム」、「インサイダー取引防止規程」など)にその詳細を定めています。
コンプライアンスを強化するため、事業部門(第1線)、管理部門(第2線)、内部監査部門(第3線)が相互に連携・牽制する3線ディフェンス体制を構築しています。
当社グループの従業員を対象としたコンプライアンス教育を対面およびウェブ研修、eラーニングなどにより実施しています。
2023年度のコンプライアンス教育は、情報セキュリティ教育や独占禁止法など年間10テーマについて実施し、受講率は概ね100%でした。
また、毎年10月を「月島ホールディングスグループ企業倫理月間」とし、コンプライアンスに関する各種啓発活動を集中して実施することで、コンプライアンス意識の浸透を図っています。
グループコンプライアンス体制
当社は、持株会社としてグループ管理の強化およびグループ全体を俯瞰した経営戦略の策定と推進を担い、事業会社は意思決定の迅速化を図ることで、グループ経営の効率化およびガバナンスのさらなる高度化を目指します。
そのため、「月島ホールディングスグループ会社管理規程」に基づき、グループ会社からの定期的な報告と、必要に応じ重要事項の事前了解を求めています。
また、社内規程の実効性を担保するために、当社代表取締役社長を委員長とした「月島ホールディングスグループコンプライアンス委員会」を組織し、コンプライアンス委員会担当役員を副委員長に、当社の各部門長を委員に任命しています。
さらにグループ各社の取締役をコンプライアンス責任者に任命し、当社およびグループ会社の従業員に対し、企業行動基準などの周知徹底を図り、適正な業務を遂行する体制を整備しています。
当社 およびグループ会社における業務の状況については、内部監査部門が計画に基づき内部監査を実施し、その結果を当社の取締役会、監査役会に報告しています。
また、グループ会社の職務執行の監督および牽制のため、グループ各社に取締役・監査役を派遣しています。


推進状況
当社グループでは、「月島ホールディングスグループ企業倫理ヘルプライン」を設け、法令、定款に適合しない行為等の未然防止、早期発見に努めています。
社内の通報窓口や常勤監査役の通報窓口のほか、社外では内部通報受付の専門会社や弁護士への通報窓口を設けています。
ヘルプラインの認知度向上のため、従業員へヘルプライン利用カードを配布しているほか、利用の手引きをイントラネットに掲載し、制度の概要を周知しています。
2023年度は21件の内部通報がありました。
受け付けた通報・相談に対しては、通報者保護・守秘義務を徹底のうえ、事実確認および調査を実施し、必要に応じた是正措置を実施しています。
また、通報内容および調査により判明した事実を分析し、eラーニングなどのコンプライアンス教育に活用し再発防止を図っています。