反応槽設備
低圧損型メンブレンパネル式散気装置(リーフメンブレン®)
原理
省エネ性に優れた超微細気泡式の散気装置です。
従来メンブレンの課題であった圧力損失の低減により、さらに効率アップ。
耐久性に優れた特殊ポリウレタン膜は、国内下水処理において15 年以上の実績があります。
特長
- 低圧損と高効率の両立で省エネに貢献。
- 目詰まりしにくく保守管理が容易。
- 信頼と実績のあるポリウレタン膜採用。
磁気浮上式高速電動機直結単段ターボブロワ
原理
機械的ロスのない磁気軸受け採用により、下水処理場消費電力の40~50%を占めるブロワ電力の削減に貢献します。
潤滑油や冷却水設備が不要、また回転数制御とインレットベーン制御の組み合わせにより幅広い制御範囲で、必要な空気量をムダなく供給します。
特長
- ブロワ電力の削減による省エネを実現。
- 潤滑油や冷却水設備が不要。
- 幅広い制御範囲で空気量をムダなく供給。
スウィングミキサーNeo
原理
下水処理では窒素、りんの除去や生物処理の安定化を図るため、嫌気・無酸素、好気法や嫌気・好気活性汚泥法を採用する施設が増えており、省エネ、省メンテナンスの撹拌装置が望まれています。
そこで、撹拌効率が良く軽量な水中プロペラに独自の旋回機構と整流ガイドを付加したスウィングミキサーNeoを開発し、省エネ、装置台数の削減、維持管理性の向上を実現しました。水中プロペラ及び旋回駆動装置の制御盤を機器付属とすることで、電気設備工事の機器制御盤は不要となり設備工事費が低減できます。
特長
- 省エネルギー
- 必要台数の削減
- 高い汚泥沈降防止能力
- 維持管理性の向上(維持管理用ブリッジも不要)
担体投入型反応タンク設備(Bio-Tubeシステム)
原理
閉鎖性水域の富栄養化や公共用水域の水質悪化の対策として、下水の高度処理に対するニーズが高まっています。これらのニーズに対応するため微生物固定化担体利用技術Bio-Tubeシステムを開発しました。
本システムは、微生物を高濃度に固定化することができ、高効率、低コスト、省スペースの高度処理が可能になります。
実用例
都城市都城浄化センター
担体投入型エアレーションタンクと上向流ろ過池の組み合わせにより、BOD、SSを高度に除去します。滞留時間は標準活性汚泥法の約1/2となります。
川崎市入江崎水処理センター(新西系)
嫌気・無酸素・好気法の好気タンクにBio-Tubeを投入した、BOD、窒素、りん除去システムです。Bio-Tube利用型とすることにより、滞留時間9.5時間で窒素、リン除去が可能となり、大幅な処理時間の短縮、省スペース化がはかれます。