ドライシールガスホルダ
貯留
原理
主要部分は鋼製の底板、側板、屋根板および内部で可動するピストンから成り、この間をつなぐ特殊シール膜によって構成された気密室内にガスが一定の圧力で貯留されます。ピストンに摩擦は生じず、シール膜が形状を変えながら昇降します。一般的に貯留ガスの圧力は6kPa以下です。容量が10,000㎥以上の場合は側板が支柱構造となります。
特長
水溶ガスの貯留が可能
シールに水、オイルなどの液体を使用しないため、水に溶解しやすいガスを貯留することが可能です。また粉塵などの微細個体を含んだガスの貯留が可能です。
地震に強い構造
これまでに地震による損傷でガス漏洩が発生した事例はありません。
40年以上使用することが可能
維持管理が容易で耐久性があり、定期的な補修を行うことで40年以上使用することが可能です。
適用例
転炉ガス、高炉ガス、窒素ガス、脱硫ガス、ヘリウム、アンモニア、エチレン、プロピレンなどに適用可能。