ACTIVE WOMEN 女性エンジニア座談会

A・S
A・S

水環境事業本部
2021年入社

A・K
A・K

水環境事業本部
2004年入社

A・O
A・O

産業事業本部
2005年入社

S・K
S・K

産業事業本部
2020年入社

01TALK
参加社員の自己紹介

Q1今までの経歴を含めた簡単な自己紹介をお願いします

A・K
A・K

入社当初から希望の基本設計職につき16年間、下水処理場向け機器の計画・試運転や、製品開発を担当しています。詳細設計にも1~2年携わりました。
入社3~6年目頃に2回、産休&育休を取得し、しばらく時間短縮勤務制度を利用していました。年間の1/3程度は、日本各地に出張し、打ち合わせや現場作業、実験などをしています。

A・O
A・O

入社から約10年間は、バイオエタノールの実用化開発を行っていました。
ラボで微生物実験に明け暮れ、実証プラントの運転のため年間の半分を海外で過ごしたこともあります。
現在は、民間企業向けの化学プラントの基本設計を行っています。
プライベートでは、3歳の娘が一人いて、いちばん手のかかる時期をようやく過ぎたところです。

S・K
S・K

入社2年目です。
大学では農学専攻で物理を未学習でしたが、エンジニアとして広い視野を養いたく詳細設計を希望しました。
1年目に約3カ月の室蘭工場や現場研修を経て、2年目には既設機器の更新案件に主担当として携わりました。日々勉強ですが、新しいことに出会えるので楽しく仕事をしています。

A・S
A・S

入社1年目です。
A・Kさんのもとで下水処理場向け設備の基本設計をしています。
大学では環境微生物の研究をしており、現在の仕事とは関わりの薄い専攻でしたが、配属後の研修等で仕事に必要な知識を身に付ける機会があり、安心して仕事に取り組めています。
これから大ベテランの先輩と一緒に、初の試運転で1カ月ほど現場出張に行く予定です。

02TALK
入社の理由

Q2月島機械に入社を決めた理由と入社後に感じたギャップがあればお願いします。

A・S
A・S

月島機械の雰囲気が入社を決めた理由です。
インターンシップや選考で社員の方々に親身に接していただいたことや、面接時に自分の思いが話しやすい雰囲気であったことにひかれました。
とはいえ、歴史の長い会社なので堅い社風なのかと思っていたらそんなことはなく、気軽に周りに相談や質問ができるフラットな環境だったところが入社後に感じたギャップです。

S・K
S・K

学部時代の研究から、「水」を通じて世の中の役に立ちたいと思い、この業界を希望しました。
入社の理由は、選考でお会いした面接官や会社の雰囲気に加え、決め手は会社説明をしていただいた女性社員が、理想の社会人像とマッチしていたということです。
入社後に感じたギャップは特にありませんでした。

A・O
A・O

先輩社員の方々のアットホームな雰囲気と、仕事への熱い思いにひかれて入社を決めました。
ギャップは、基本設計の仕事は社内での業務だけではなく、想像以上に現場に出る機会が多かったことです。特にプラントの試運転は出張が多く体力も必要です。そのせいか、プラント業界は男性が多いですが、最近は女性の後輩も増えてきて頼もしいと感じています。

A・K
A・K

環境関連、水処理系を希望していましたが、都会の生活が不安で、下町っぽさが残る当時、月島にあった当社に決めました。
期待通り、社風はおおらかで、年配社員の皆さんは話し好きで、相談すると何でも丁寧に教えてくれて楽しい思い出ばかりです。
ギャップではないですが、当時は部門の年齢構成が高く落ち着いた雰囲気で、朝は静かに始まりました。

03TALK
職場の雰囲気

Q3職場の雰囲気やイベント、どういう人と働いていますか。

S・K
S・K

年齢層は幅広く、明るい雰囲気です。
皆さんフレンドリーに接してくださり、リモートワークでも積極的にコミュニケーションができています。
部長は出社のタイミングが重なると必ず「最近どう?」と声をかけてくださるので、背筋が伸びます(笑)。
私が配属された際には、Web歓迎会を開いていただきました。

A・S
A・S

職場の雰囲気は穏やかで、皆さんから、わかるまで丁寧に教えてもらっています。
私の所属しているチームでは毎週火曜日にはカメラをオンにして朝のミーティングをするなど、円滑にコミュニケーションがとれるようにしています。

A・K
A・K

半数近くが20代の若手であり、活気がある部署です。
皆忙しく飛び回っていますが、コロナ前は、歓送迎会や忘新年会など、定期的に飲み会もありました。
ただ強制ではなく、行ける人が行く、という感じでした。
また、長期出張が多いので、出張先で懇親会などのコミュニケーションを取る機会もあります。
上司も話しやすく、先輩方も質問すると丁寧に教えてくださいます。

A・O
A・O

入社以来、主に開発業務を担当していたため、現部署の基本設計業務は経験が浅く、後輩たちにも教えてもらいながら仕事をしています。
上司や先輩方は、経験豊富で知識の引き出しも多く、業務多忙の中でも聞きやすい雰囲気で何かとフォローをしてくれます。
最近は、人に教えることによって自分自身も勉強となること(技術力だけではなく説明能力などの向上)を目標に、部員同士の勉強会に力を入れています。
リモートワークで交流も希薄になりがちなので、機会を作って人材を育てる風潮は以前より強まっているように感じます。

04TALK
家庭との両立・社内制度

Q4「仕事と生活の両立」についてお聞かせください。

A・K
A・K

1人目を出産したころは社会全体が今ほど制度も整っていなかったため、退社1時間前から、明日に回す仕事を整理し始め、子供のお迎えに間に合うように退社していました。
ところが、2人目出産後に開発を担当することになり、責任ある立場になったことで、業務量のコントロールが難しくなりました。
仕事を頑張りたいけど、頑張った分だけ家族に迷惑がかかるジレンマにかなり悩んでいました。
「子供が小さくて手がかかるのは今だけ、ちょっとの辛抱だよ」という先輩ママの温かい励ましで不安が軽くなり、職場の協力もあり、乗り切ることができました。

A・O
A・O

現在、時間短縮勤務制度を利用しています。
でも忙しい時は、3歳の娘が起きる前に家を出て就寝後に帰宅することも。
そういう時は夫が娘の世話をして、保育園には延長をお願いしています。
家事は、掃除・洗濯は夫の担当、料理・台所関係は私の担当で、テレワーク勤務制度、子供の看護休暇制度などの各種制度を組み合わせてうまく両立できていると思います。

S・K
S・K

オンとオフを分けることで、仕事と生活を両立しています。
休日は仕事のことを考えないように、リフレッシュに専念することを心掛けています。
在宅勤務の際にもこの時間までと区切りをつけ、家族団らんの時間にあてるようにしています。

A・S
A・S

元々体力には自信のないほうで、配属されてしばらくは慣れていないこともあり、体力のなさを痛感しました。
そこで、いつもより少し長い距離を歩いてみるなど、意識して体力づくりを行うようにした結果、現場作業も元気にこなせるようになっています。

Q5社内の制度(福利厚生、諸手当、補助、教育研修など)で、「これがあってよかった」というものはなんですか。

育児・
介護休業制度

最長2歳までの育児休業延長制度、子供の看護休暇制度、小学校3年生まで延長できる時間短縮勤務など使いやすい制度が整備されて助かっています。介護休業制度も充実しており、将来も安心して働けると感じています。

テレワーク
勤務制度

自分たちの仕事の計画に合わせて、出社と在宅を組み合わせ柔軟な働き方をしています。効率的で働きやすいだけではなく、改めて「仕事」や「ライフスタイル」と向き合うことで、豊かで新しい価値観を発見できたと思います。

出張手当

各種出張手当は充実しており、安心して仕事に専念ができます。
手当以外にも現地法人のある国では、移動や宿泊場所、通訳の手配などサポート体制が整っており、長期の海外出張も不安無く、安心して過ごせました。

マイスター制度

特定の技術に関して深い知見を有するベテラン社員にその技術を教わります。何でも聞けて理解が進み、とてもありがたい制度です。

公的資格取得
報奨金制度

約250の資格を対象に、レベルに応じて取得時に、1~10万円の報奨金がでます。業務上必要な資格もあるので、モチベーションになります。

通信教育受講
支援制度

200以上の講座から選択ができ、期間内に修了すると受講料の半額が補助されます。毎年、「今年は何にしよう?」と選ぶのが楽しみです。

新入社員研修

コロナ禍のため、オンラインで研修を受講しました。社会人の心構えやビジネススキルに加え、会社の歴史を学ぶ時間もあり、会社の変遷や自社製品が誕生した背景などが分かり、非常に勉強になりました。

階層別研修制度

節目に行われる3年目、主任、管理職研修では日ごろ忘れがちな心構えや、業務管理のやり方など、グループ会社の社員同士が交流しながら研修を受けます。異なる部署の社員と励まし合いながらスキルを高めることができるので、良い経験になります。

Q6オフの日の過ごし方、趣味や息抜き方法などをお聞かせください。

A・K
A・K

出張先での美味しいゴハンやお酒、仲間とおしゃべりするのが楽しみのひとつです。
結婚・出産後は、休日は家族で過ごす貴重な時間になっています。

A・O
A・O

植物を育てることです。
育児で忙しくて最近は枯らしがちですが、ベビーリーフはすぐに育ち娘と収穫して食卓に出したりもできるので、楽しく続けています。

S・K
S・K

買い物、テニスやゴルフ練習など、休日は必ず出かけるようにしています。
また、お笑いも好きなので、実際に劇場へ足を運んで生の漫才を堪能しています。

A・S
A・S

休日は家でのんびりしながら映画を見て、ベッドでごろごろしています。お酒を飲み、美味しいものを食べることも良い息抜きになっています。

05TALK
今後の目標

Q7今後の目標をお聞かせください。

A・O
A・O

独身時代は仕事を中心とした生活を長く送ってきましたが、現在の幼い子供のいる生活は「守り」に入ってばかりで歯がゆい思いをすることも多いです。
そういう時は、以前の上司から「長い人生の中では浮き沈みはあるものだし、特に出産育児は初めての経験ばかりだから、気長にやっていきなさい」と言われたことを思い出します。
現在の上司も育児には理解があり、出張の難しい母親業と両立しやすくキャリアも積める仕事として、取り組む時間と場所の自由度の高いプロセスシミュレーションの習得という課題を与えてもらっています。
周囲に助けられることが多いですが、目の前のことをひとつずつこなして、自分が社会や会社に貢献できているという実感が持てるようになるのが今の目標です。

A・S
A・S

まだまだ知識も経験もないので、まずは経験を積んで技術を吸収し、一人で仕事を円滑にこなせるようになりたいです。
また、機器への知見を深めて「この機器だったらあの人に聞けばOK!」といってもらえるような機器のプロになりたいと思っています。

S・K
S・K

現在の目標は3つあります。
1つ目は、経験を積みながら、知識を付けることです。
もうすぐ3年目になるので、ただ知識をインプットするだけではなくアウトプットできるようになりたいです。
「この部分は変更しないとダメなのではないか?」と気付ける人材になりたいです。
2つ目は、配管の設計に関わることです。
今まで機器設計が多かったので、新しい知識の習得によって、仕事の幅も広がるのではないかと考えています。
3つ目は、英語の習得です。
経験を積んだ後には海外案件に携わってみたいと考えています。そのためにも英語は必須ですので、今のうちにコツコツと取り組んでいきたいです。

A・K
A・K

上下水の業界は今後も民間活躍の場が広がると考えています。お客様にとって理想の浄水場・下水処理場の姿(管理しやすく地球環境にも優しい)をトータルで提案できるよう、精進していきたいです。
また、自分がそうであったように、後輩たちが気持ちよく働ける育成環境を作っていきたいです。
プライベートでは、子供が成長し、精神的にサポートする立場へと徐々に変わってきているので、笑顔&大きな心で見守れるようになりたいです。

Q8学生の皆さまへメッセージをお願いします。

S・K
S・K

社会に出て自分が何をしたいのか、何に向いているのか分からないと思う時は、興味のないことでも挑戦してみると、「意外と面白いかも!」と思えることに出会えるかもしれません。
そしてそれが将来に繋がることもあると思います。
就職活動では、調べて入手した情報が正しいと思う傾向があります。
しかし情報のみを頼りにするのではなく、自分の目で見たこと感じたことも頼りにしてください。
そうした中で「この会社だ!」という決め手に出会える機会がきっとあると思います。

A・K
A・K

入社して働いてみないと分からないことがたくさんあると思いますので、ご自身と相性がいい会社に巡り合えるよう、いろいろな業界や会社を見てください。
遠慮なく質問ができるのは学生の特権ですから、是非、たくさんの質問をしてください。
そして、無事に進路が決まったあとは、学生生活にやり残しがないように、思う存分楽しんでください。

A・O
A・O

環境問題がクローズアップされた1990年代後半に、環境問題を解決したくて農学部を選んだ私が、環境に優しくないと思われがちな化学プラントの基本設計をやるなんて、人生は分かりません。
しかし、SDGsなど環境への意識が高くなり、化学プラントから製造される製品や過程も環境への配慮が避けられません。
学生時代に思い描いたキャリアとは全然違いますが、化学プラントも環境に関連する仕事です。
自分の好きなこと・やりたいことを強く思い描いていると、自然と巡ってくるものだと思います。
皆さんも、より良い自分を実現できるような素敵な仕事と巡り合えることを願っています。

A・S
A・S

仕事をしてみると「百聞は一見にしかず」ということをよく感じます。
資料を見てわからなかったことが設備を見てみるとすぐ理解でき、実際に仕事をやってみると、どういうことになっているのか、ようやく分かったということが多々あります。
就職活動中の学生の皆さまも会社について情報を集めることはもちろん大事ですが、説明会やインターンなど、実際に"見る"、"やってみる"機会があれば、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
会社の雰囲気や仕事内容がよりイメージしやすくなると思います。

※部署名、内容はインタビュー時のものです。