反転ミキサ(機種の紹介)

TSK-MTI反転ミキサ・MM型

概要

TSK-MTI反転ミキサは、ミキサの混合槽を分離脱着型とし、その容器が計量、貯蔵、輸送用容器として使用可能で、ミキサ上下の投入排出配管を不要としたパイプレス対応の多品種少量生産用ミキサです。

分離された混合槽容器(コンテナ)に原料を入れてミキサ本体と合体、ミキサ毎180度反転して混合、混合完了後また180度反転してコンテナを分離。
コンテナは次行程に送られます。このコンテナを計量容器として使用すれば、投入の際の原料の移し替えが不要となりますし、また受容器として使用すれば、排出後そのまま移送、貯蔵可能で新たな移し替えが不要です。

反転ミキサは混合機としては幅広い適用性を持つ竪型下部駆動の低中速機で、その周速は毎秒6~14mで混合物質に優しく、ソフトでも短時間に混合します。
また混合物にシェアを与えて解砕、解繊、液コーティングを行う場合は、混合槽のサイドかセンタにチョッパを取り付けることが可能です。センタチョッパはメインアジテータの回転に独立して駆動可能ですので、アジテータと異速度で回転させることも可能です。反転ミキサの利点を整理してみます。

特長

1.パイプレス化
分割されたコンテナに粉体を入れミキサ混合槽に取り付け反転させ、混合後また反転して取り外して次工程に送るので、粉体の投入・排出に配管が不要となりコンタミの混入が防げる。

2.配置がフラットになる
粉体の投入・排出が重力落下の配管式だと設備をミキサの上下に配置しなければならないが、反転ミキサだとフラットに配置出来る。設備全体の高さが低くなり建屋の制約が小さくなる。

3.計量システムとの一体化
コンテナを計量システムの計量ポットと兼用したり、コンテナが次行程の押し出し機等のホッパに直接ジョイントできれば、ここでの粉体の移し替え作業が不要となり、作業の軽減が図れる。

4.洗浄時間の短縮
品種毎にコンテナを用意すれば、洗浄時間を大幅に省くことが可能。

テスト設備

現在3種類のテスト機を準備し、皆様のご利用をお待ちしております。

1.MM0.5反転ミキサ(接粉部オールセラミック)
容量:0.5L
インバータ駆動

2.MM15反転ミキサ
容量:15L
ラバース式計量システムとコンビネーションタイプ
インバータ駆動

3.MM50MF反転ミキサ
容量:50L
センタチョッパ付き
インバータ駆動

仕様

1.処理量:1バッチ 2~900L

2.動力:1.5~45kw

3.接粉部材質:SUS304、316

4.対応機種:計量、貯蔵、輸送用容器、混合、分散、解砕、解繊、コーティングなど

5.適用例:マスターバッチ、カラーリング、樹脂、顔料、粉体塗料、食品、薬品、金属、無機物など

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