活性炭注入設備
浄水処理
乾式微粉炭注入設備
原理
浄水場や取水場で水道水の異臭味対策として幅広く普及してきた、従来のドライ粉末活性炭注入設備に「乾式微粉砕機能」を追加した設備です。
原料炭(従来ドライ粉末炭)の1Pass処理で2~5μmの微粉炭(微粉化活性炭)を安定して得ることができ、既設改良でも微粉化が可能です。
吸着除去性能は原料炭比2~3倍、特に異臭味成分に高い除去率を発揮します。
性能向上により活性炭必要量が半減するため、消費コストが50~60%削減されるとともに、設備規模の縮小化を図ることができます。
微粉炭と微粉化前の原料炭の併用が容易なハイブリッド方式を実現し、原料炭を補足的に使用可能です。
また注入方式も濃度と流量の連続可変制御が併用可能です。
特長
- 活性炭の受入れから注入までをクローズドシステムとしているため、粉塵の飛散がなく、優れた環境を維持しつつ、省人化が図れます。
- 吸着除去性能は原料炭の2~3倍に向上します。
- 活性炭必要量半減で消費コストを50~60%削減可能です。
- 従来のドライ粉末活性炭注入設備に乾式微粉砕機能を追加したハイブリッド活性炭注入設備です。
- 原料炭の1Pass処理で微粉炭を生成可能です。
- 微粉炭粒度の長期安定性保持が可能です。
- 設備規模縮小化とLCC低減を実現できます。
- 注入方式の併用、微粉炭&原料炭の併用。
→Wハイブリッド方式による広範囲の注入と安定した注入が可能です。
粉末活性炭注入設備(ドライ炭方式)
原理
ドライ炭方式の粉末活性炭注入設備は、タンクローリーの受入れから定量注入まで全自動化されています。 これにより、人手による受入、溶解に伴う作業での汚れや粉塵から解放され、省力化も実現できます。 粉末活性炭は、タンクローリーより空気圧輸送方式で貯蔵サイロに受入れられます。 貯蔵サイロよりロータリーバルブで切り出された活性炭は、計量機で精度よく計量 された後スラリー溶解槽に供給されます。 スラリー溶解槽では、清水が加えられて一定の濃度(5%程度)にした後、定量 ポンプで注入点にフィードされます。
特長
- システムがすべてクローズのため、粉塵の飛散がなく作業環境が良好
- 遠隔自動制御による無人運転が可能
- ウェット炭に必要なフレコンバック置き場や大容量のバッチ式溶解槽が不要となり、設置面積がコンパクト
- 独自開発のコントローラを採用。減量制御式供給機により、広範囲の注入レンジに対し信頼性の高い活性炭の注入制御が可能
- 活性炭スラリーの注入は、注入率に関係なく管内流速を一定にする定流量制御方式